ついつい手を伸ばして触ってしまうスマホ、インターネット。
依存の原因として「人と繋がりたいから」みたいなことがよく言われていますが、私には当てはまりません。
むしろスマホの各種通知がうっとうしくて通知オフにし、そのままWikipediaを10時間読み続けるタイプ。
正直言うとスマホももちろんですが、PCでもどっぷり。テキストサイトが大好きで、書かれてある文章を延々読んでしまいます。
だからSNS・人間関係主題のスマホ依存対策本を読むたび「ケッ」となってました(ごめん)
なんとかしたくて読んでみたのが、米田智彦著『デジタルデトックスのすすめ』
「つながり疲れ」とタイトルにありますが、著者の米田さんはPCでWebサイトも延々見てしまう、と作中で仰っています。
あ、それなら私にも刺さりそう!
と思って、本著を読みました。
作中では、ネット・SNSに依存してしまう原因と、対策法が述べられています。
対策法の中でおすすめされていたのが、スマホ・ネットに触れていた時間を可視化すること。
どんなときにスマホを触ってしまったのか、記録するといいらしいので、やってみました。
私は時間に加えて「スマホを触る前後の出来事」についても、一緒に記録しました。
スマホ記録でわかった、スマホ依存の原因:ストレス!
私が取り続けたスマホ記録を見返すと、スマホ依存の原因が浮かび上がってきます。
スマホに手が伸びていたのは、ストレスを感じた時でした。
例えば、こんな時。
スマホに手が伸びる瞬間①:仕事で叱られた時
まず思い浮かんだのは、自分のした仕事の大きなミスを指摘された時。
よく叱られて落ち込む時の対策として「叱られるのは期待されている証拠だと捉え直す」ということを言われますよね。
しかし毎回、「よし!指導してもらえるのは期待されてる証拠!頑張ろう」と切り替えられる訳ではありません。
大抵は「私、なにやってもダメだな」と落ち込んでしまいます。
大体、もともと落ち込んでたり低気圧だったりする時に指摘ってきませんか?だから向こうも沸点低くなって指摘してくるんですかね??やはり低気圧に仕事をしてはいけない(断言)(早口)
しかし、落ち込んでばかりでもいられないので、何とかしないといけないですね。
スマホに手が伸びる瞬間②:自分の計画や行動に横槍を入れられた時
自分がやるべきことの計画をしたり考えたりしていたときに「やりなさい」と言われた時も、スマホを触りがちでした。
今からおやつで糖分を補給して、その後この仕事Aをすぐ片付けよう!
みたいに思っている時に
なんで仕事Aやってないの?すぐやってよ
って言われた時、のような場面のことです。
「宿題やりなさい」「今やろうとしてたのに」的な場面の時ですね。
仕事Aが今日明日には締切!なら、相手の気持ちも分かります。が、すぐに取り組まなくてもいいことだけど、頼まれたんだから今やってよ、みたいな状況だと
私ってそんなにやる気ないように見えるの???じゃあいいよ、やらないよ
ってなっちゃうんですよね。そしてスマホへ。
……私、他人に従いたくなさすぎるだろ。
やらなきゃいけないことから逃避している
私のスマホ記録の中には、休日の朝からダラダラいじってる時もありました。
朝ならまだ行動を始めたばかりだし、ストレスなんてないんじゃ?と思っていました。
しかし、自分の心をよく振り返ると、その日やらなきゃいけないことから逃避している、ということに気づきます。
そして何も予定がない日でも、「何かしなきゃ」と感じてしまっていました。
かつて「バケットリスト・タイムバケットを作って、マキシマリスト人生を送りたい!」という記事でやりたいことリストを作りましたが、どうもそれもプレッシャーに感じてしまっているよう。
そして先ほど「朝はストレスがないはず」と話しましたが、繁忙期などは仕事のストレスを引きずったまま休日を迎えている、というのも感じ取れました。
原因のストレスを解消しないと、スマホ・ネット依存は止まらない
私はスマホ記録から、ストレスをスマホ・ネット以外で発散する意識を持って行動すべきという指針を立てました。
買い物好きな人はストレス発散のためにたくさん買い物をして、いらない物まで買ってしまうと言う話を聞いたことがあります。
それと同様に、私はストレスを感じたらスマホで延々Webサイトを見て、時間を浪費してしまうんだな、と分かったのです。
先日は仕事中に叱られた後、NHK NEWS WEBのコンテンツを計4時間見てました、仕事中に、細切れで。やるべき仕事は何も進まなかった……
スマホが手出ししやすい場所にあるというのも問題ですが、今現在私が「ストレス→スマホ」と反射的に動いてしまっているのも問題だと感じました。
職場や自宅など、あらゆる場所やシチュエーションを考えて、ストレスを受けた時にできる対策を考える必要がありそうです。
スマホ依存対策は、ハードとソフト両方を同時にやるべし!
以上、私のスマホ記録と、そこから判明した原因(ストレス)のお話でした。
紙に書いて記録することで「なんで私はスマホ・ネットを触ってしまうんだろう……」という疑問と自己嫌悪から解放されます。
記録から客観的に行動と原因を判断できるので、「ついスマホを触ったりWebサイトを延々見てしまう」という人には、おすすめです。
スマホ自体に依存性があるのは明白ですが、だからといってスマホを遠ざければ、解約すればすべて解決というわけではなさそうです。
スマホを触らない工夫は、スクリーンタイムやアプリ削除などのハード面だけでなく、ストレスを軽減するソフト面も同時に行っていくことが重要だと分かりました。
なお、ハード面の工夫については「脱・スマホ依存のために私が試した5つのこと」に書きましたので、そちらもご覧ください。
その日のストレスその日のうちに、を心がけて、自分に合うストレス解消法を色々と探し続けます!
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