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誰かへうざいアドバイスをしないための自分流TIPS

誰かへうざいアドバイスをしないための自分流TIPS オタクのライフハック

私は現在、社会人5年目。自覚はまだまだひよっこofひよっこですが、会社の業務で新入社員研修に携わって以降、関わった同期や先輩後輩から相談をされる機会が増えました(特に後輩)。

ありがたいことです。

相談の内容は、仕事の相談からプライベートまで、相手によって様々です。当然、内容の重さも人ぞれぞれ。

しかし気になるのはその内容ではなく、相談してくれた相手とアイスブレイクがてら雑談していると、

うちの部の上司や先輩・同期にアドバイスを求めても、返ってくる答えが参考にならなくて……

というような言葉が必ず出てくること。

まあ、だから普段はあまり接点のない私に連絡してくれるんでしょうね……

そんな方々が勇気を出して私を頼ってくれたことに報いたく、そして私が相手の周囲の人々を反面教師にすべく、良いアドバイスのためのコツをまとめてみました。

この記事は、そんなTIPSの備忘録です。

この記事での「アドバイス」は仕事の場面を主に考えて書きますが、

プライベートで誰かに相談された時でも、同様に通じると思います!

うざいアドバイスをしないTIPS①相手から求められてはじめてアドバイスする

まず絶対守りたい大前提は、「相手からアドバイスを求められてから助言する」こと。

自分自身にも覚えがありますが、誰かのアドバイスをうざったく思ってしまう理由のトップは「求められてもいないのに突然話される」からではないでしょうか。

ただ、私自身年次を重ねて先輩という立場になることが増えてから、アドバイスしたくなる側の気持ちも少しずつ分かってきました。

仕事中、ほかの誰かの仕事の様子を見て

あっ、この人の今のやり方、すごい時間かかって非効率的だ!

こうしたらもっと早く仕事を片付けられるのに……

と歯がゆい思いをすることもあります。

しかし、思い出してください。相手は自分ではない、他人です。別人なのです。

私にとって効率のいい方法は、相手にとっては非効率かもしれない。逆のパターンも然りです。

相手がなにかこだわりやパターンを持って仕事に取り組んでいて、自分のアドバイスでそれを邪魔してしまったら、お互い嫌な気持ちになってしまいます。

なんなら「仕事のやり方にこだわりがある」のは、私自身とても覚えがあります。

なので、相手が「アドバイスほしい」という心の準備ができている時に、それを言葉で意思表示した時に、初めてアドバイスをするようにしましょう。

相談されるってとても嬉しいことですが、そこに至るまでには自分と相手の信頼と、相手から見て自分に実績があることが必要です。年数かもしれないし、仕事や趣味の実績かもしれない。評価ポイントは相手次第です。

自分の欲を満たすためではなく、相手目線に立つという気持ちを忘れないでいましょう。

ただし、例外があります。それは、「この方法をやったら危ない、今すぐやめるべき」という助言。

これは相手が不利益を被らないようにと、相手目線に立って判断しているアドバイスなので、遠慮せずすぐに伝えましょう。

実例
後輩
後輩

やばい!計算ミスして、合計額が10万円多い請求書を先方に送っちゃった!

早く正しい請求書を作って決裁取らないと……!

待って、まずはお客様に速攻で謝罪するのが最優先だよ!

すぐに電話かけて連絡しな!

うざいアドバイスをしないTIPS②相手の「今」に注目する

いよいよ相談を受けたら、相手が「今」悩んでいること、置かれている状況をよく読み取ります。

参考にならないアドバイスにおける、個人的にあるあるなセリフは以下の通り。

  • 今はしんどいと思うけど、一生懸命打ち込めば時間が解決してくれるよ
  • そんなことで悩んでるの?年を取ったら気にならなくなるから大丈夫だよ

うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

……ハッ、すみません、つい本音が。

上記のような回答は、相手の悩みを未来に先送りしているのと同等です。

今悩んでるから困って、人に相談するくらい手段も見えてないのに、解決策を未来に先延ばししてしまうのはダメ。

特に後輩が先輩に相談するシチュエーションって、きっとよっぽど悩みに悩み抜いてから、先輩へ話に来ていると思います。そんな後輩に対して先輩が上記のようなアドバイスをしたら、そりゃガッカリしますよね。

なので、解決策を「経過時間」だけにするアドバイスは絶対禁句にしましょう。

色々解決策を提示したあとで、

「やることやったら、あとは時の流れにまかせてみよう」だったら、良いと思います!

「後回しにしない」はどんな時でも鉄則ですね。

うざいアドバイスをしないTIPS③なるべく具体的に、次の打ち手を考えて教える

アドバイスにおける禁句は「時間が解決してくれる」でした。では、どのようなアドバイスならベターなのか?

それは、相手がすぐできる、具体的な方法を言うことです。

すぐ取りかかれる具体的な方法を伝えれば、解決までの道のりを縮めることができますし、手を動かせば、悩む時間も少なくてすみます。

  • 「〇〇さんのやり方を見て盗んでみて」
  • 「Aさんの営業日誌見た?その通りにやってみたらいいよ」

「がんがんいこうぜ」的なアドバイスですね。

後者は一見具体的な方法の指示に見えますが、日誌に書かれているやり方を相手が自分と同じように読み取ってくれるとは限りません。

まずは、A課長にB社プレゼンの進捗を毎日1回報告することにしよう。

ペースメーカーにもなるから、時間を生み出して取り組めるようになると思う。

この方法を、A課長に相談することから始めてみたらどうかな?

アドバイスはなるべく「SMART」なものを心がけます。SMARTとは、以下の通り目標設定に必要な要素の頭文字を取ってつけられたものです。

  • Specific (具体的)
  • Measurable (測定可能)
  • Achievable (達成可能)
  • Realistic (現実的)
  • Time-bound (時間制約)
SMART 目標とは? 独自の SMART 目標の設定方法と概要を解説|tableau

目標に向かう中で悩みが出ているのだから、それを解決するアドバイスにもSMARTな要素があるとより良くなるんですね。

また、相談を受けたら、すぐに具体的なアドバイスをするのが1番いいです。悩みは早く解決されるに越したことはありません。

ただ、課題が難しいと解決法もすぐには思いつかないくらい難しいことも多いです。そんな時は、先に抽象的なアドバイスを伝えたあとで、「何をやったらいいかは、ちょっと考えさせて」と言って考える時間をもらうのも良いでしょう。

うざいアドバイスをしないTIPS④しんどい気持ちに共感することも忘れない

相手にアドバイスするだけでなく、話を聞きながら、相手の悩む気持ちに共感することも忘れません。

正直、私は具体的なアドバイスをするより、こっちの方が得意です

あるある共感ポイント
  • 上司や先輩が忙しすぎて、話を聞くのをためらってしまう
  • 勇気を出して聞いてみたら、「そんなことも分からないの?」と言われて怖かった
  • 「経験積めばできるようになるよ」みたいなアドバイスばっかりで、突き放されたと感じる
  • 周囲に危機感がなさすぎて、自分の価値観と合わない

相談と愚痴は紙一重。どんなに気をつけていても、話の端々にポロっと出てしまうもの。

それらを叱らず否定せず、共感で受け止めてあげると、話をより引き出しやすくなります。

なんなら話を引き出している間に、相談してくれた本人が

なんかスッキリした!なんとかなるかも!

となる場合もあるのです。本人が良ければそれで良し。

ラバーダッキング法かな???

私、アヒルじゃなくて、おたまじゃくしなんだけどね

ラバーダッキング法とは、問題が発生した際に、ラバーダックに悩みを話しかけることで、頭の中を整理し、問題の解決を図る方法です。

問題に遭遇したとき、一人で考え込んでいても一向に解決しなかった問題が、アドバイスを求めるために誰かに話すことで、案外その場で自己解決してしまった経験がある方は少なくないでしょう。

「ラバーダッキング法」で悩みの解決を図りませんか?|ちくさ病院 在宅医療

「自分がされてモヤモヤしたこと」が、心地良いアドバイスのカギ

こうして書いてみると、「自分がされて嫌なことはしない」という、コミュニケーションの鉄則をしっかり守ることが、いいアドバイスのカギなんだなと分かります。

  • 相手から求められてからアドバイスする
  • 相手の「今」に注目する
  • なるべく具体的に、相手ができる次の打ち手を考えて教える
  • アドバイスだけでなく、相手のしんどい気持ちに共感することも忘れない

自分が100%良いアドバイスをしているとは言い切れません。こんな記事書いておいてなんですが、相談してくれた人を送り出した後はいつも

私、とんちんかんなこと言ってなかったかな、大丈夫かな……

と、めちゃくちゃ不安になります。

でも、いいアドバイスができなくても、相談してくれた人が自分を頼ってくれたこと、頼ってくれるほどに自分が相手といい関係を築けていたことは変わりません。

他人から「頼りになる人」「仕事できる人」という肩書をもらうのは難しくても、「話すとホッとする人」という位置でいたいなと思う、今日この頃です。

しんどいクソバイスを受けた時は、セーラームーンのことを考えます。

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