NHKやディスカバリーチャンネルの番組で取り上げられ、まるで映画『塔の上のラプンツェル』のワンシーンのよう……ということで知名度の高い「平渓天燈節」。
一斉に上げられるランタンがとても幻想的です。今回はランタン上げチケット付きツアーに参加して、ランタン上げをやってきました。
参加できてよかった〜!!!
平渓天燈節とランタンフェスティバルの違い
台湾で有名なランタンのお祭りといえばもう一つ、「台湾ランタンフェスティバル」があります。平渓天燈節との違いは以下の通り。
- 平渓天燈節:新北市で開催。ランタンを空に向かって上げられる
- ランタンフェスティバル:年によって開催場所が異なる。色々な種類・大きさのランタンを見られる。ランタンは地上で固定
ランタンフェスティバルは、日本でいうところのねぶた祭りに近いでしょうか
私はずっと平渓天燈節とランタンフェスティバルを混同していました。
一部メディアでも混同して紹介されている場合があるようです……
どちらも素敵なお祭りですが、空に向かってランタンが上がる光景を見たければ、平渓天燈節に参加しましょう!
平渓天燈節に参加するなら時間・交通手段の確保が絶対
最初の参加はツアーがおすすめ
平渓天燈節は先述の通り世界的に有名なため、参加者が大勢います。生半可な気持ちで野次馬すると、大変なことになります。
最初に行く時は、日本で募集されるツアーなど、行き帰りの足が確保されている手段を取ってください。
私は今回、三重県と新北市の交流事業ツアーに申し込み、一斉ランタン上げに参加しました。
良心的なお値段で、参加して大正解でした!
毎年開催しているそうなので、次回開催も狙ってみてください
平渓天燈節会場までの交通手段について
当日は「天燈公車」と呼ばれるシャトルバスが山ほど運行されていますが、それでもさばききれないくらいの人が来ます。そして車で来る現地の人も多いので、車とバスで現場周辺の道路は大渋滞になります。
ちなみにバス車内で立っていることを選択すると比較的スムーズに乗れるらしいです。詳しくは下記。
私はツアーで手配されたバスに乗ったので、シャトルバスの混雑具合等はよく分かってません
会場から台北市へ戻るツアーバスも、30分ほど待ちました。それくらい混雑・渋滞するのがこのお祭りです。
一斉ランタン上げに必要なチケットのこと
一斉にランタンを上げるためのチケットは朝から売られています。ツアー等に参加せず一斉上げをやりたい人は、参加券確保のための列並びなどで、当日丸一日潰れる覚悟でいてください。
別に一斉に上げなくてもいいから、ランタンに願い事だけ書いて上げてみたいな
という方は、平渓駅近くまでお越しください。駅近くの線路上で、1個だけランタンを上げることができます。これは平渓天燈節の開催に関わらずいつでもできるので、お祭りの開催期間を避けて行くのも手。
平渓天燈節の開催場所の様子
会場はとにかく大混雑
平渓天燈節が開催されるのは、台北市のお隣・新北市。知名度の高いお祭りとあって、会場付近はどこも大混雑。会場までの中継地点であるファミマの中も大混雑。トイレに行くのも一苦労。
私はトイレを済ませられなかったので、行きのバスから水分をなるべく取らないようにしました。冬だからできたことですね
体調を整えた健康な体で臨むべしです。
狭い路地に所狭しと屋台が出店しているので、ぎゅうぎゅう詰めの渋滞が出来上がります。
屋台ご飯は美味しいので、現金を用意して食べ歩きましょう。ただし、人気の屋台は30分待ちなんてこともあります。並んでいない屋台を見極めてご飯を購入してください。
会場で気をつけたいこと
会場には大きな蚊が飛んでいます。
飛んでいるところを肉眼で認識できるくらいデカかったです
虫除けミストを体に噴射してから、現地に向かいましょう。
スプレーだと空港の保安検査で引っかかってめんどくさいので、ミストタイプがおすすめです。
アースのサラテクトミストが便利でした。
おかげで台湾滞在中一度も虫に刺されず。保安検査も問題なく通過しました。
また、平溪天燈節のみならず台湾旅行の必需品が、雨具。
「台湾旅行で必要な持ち物を準備しよう!」でも触れましたが、折りたたみ傘ではなくレインコートを持参するのが吉です。
ちなみに、会場にいる時、たまに上からランタンが降ってくることがあります。
ファミマ近くの休憩所で屋台ご飯を食べていたら、上から落ちてきてびっくりした……
すぐに近くの警備員さんがかけよって片付けてくれたので、放置されることはありません。食べ歩き中は頭上にも注意しましょう。
平渓天燈節でのランタン打ち上げについて
天燈節中は会場各地でランタン上げが行われていますが、ここではメインステージの打ち上げについてお話しします。
ランタンは3〜4人が1組になって扱います。
またランタンは思いの外、書く場所が大きいです。字が小さい人はいっぱい願い事を書いちゃいましょう。
私は最初普段通りの字で健康とお金と人間関係についてお願いした後、
余白に大きな字で「BIG LOVE」と書き足しました。
もう天まで愛しちゃうよな(?)
ちなみに、ガイドさん曰く
お祭りに参加する日本人で、ランタンをうまく扱えず燃やして火傷してしまう人がいる
らしいです。観光客に限らず、現地(台湾)の方でもたまに火傷する人がいるとか。
スタッフさんの指示をしっかり守り、気をつけてランタンを取り扱いましょう。
もしも燃えてしまったらランタン上げができなくなるし、周りの上がるランタンを眺める・撮影するどころではなくなってしまいます。
一緒に組んだ人とも気まずくなりますし……
実際に参加した際も、ランタンの帆の部分に火が燃え移ってしまうちっちゃい火事がよく起こっていました。無事に上げられるかどうかは、火事が起こるスリルと隣り合わせ。
私の周りでも2件ほど火が移って打ち上げ失敗した事故が起こっていました。その火がこちらに移らないか、自分も火事を起こさないか、ヒヤヒヤした……
ランタンを燃やしてしまわないコツは、足でランタンをしっかり抑えながら、つまむ指も放さないことです。
そして無事に天燈上げの時間を迎え、手足を離してランタンを上げました。
ランタンの一斉上げは、上げる側になると見る側より感動が何倍にもなりました!ぜひ上げる側で参加してほしいです。
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