私はドラマ『相棒』シリーズのファンです。といいつつ、追えていないお話も多いので、にわかファンです。
レギュラー出演中のキャラは濃い個性を持つ人が多いですが、中でも主役:杉下右京さんの濃さはダントツ。一度見たら忘れられないインパクトがありますよね。
私は就活生時代、そんな右京さんの特徴を物真似していました。就活中に杉下右京のふりをすると何がどうなってしまうのか、経験談をお話しします。
就活時の経験、実際に社会人になってからの経験、どちらもあります!
杉下右京就活のポイント①:挨拶と礼儀“は”しっかりした印象を与える
右京さんといえば「関係者に失礼なことをズケズケ聞きまくる」でお馴染みですが(?)、挨拶や敬語など基本的な礼儀はしっかりしていますよね。
就活でも、挨拶と丁寧な対応が大事。ここに、杉下右京エッセンスを投入しましょう。
誰にでも完璧な振る舞い
就活中、お目当ての会社付近で出会った人すべてに丁寧な挨拶をするのです。
一度、会社説明会に行ったある会社で
ほとんどの人が守衛さんに挨拶をしませんでしたね。
していた人もいたけれど、こんなに少ないとは思いませんでした。
と、説明会中に人事から説教(?)されたことがありました。
私はしていた側です。
この時まだ杉下右京就活はしていませんでしたが、挨拶を忘れなかったのは、大学を推薦入試で合格した経験からかもしれません。
当時買った推薦入試対策本に「挨拶と受け答えをはきはきすること、マナーを守ること」と強調されていたので、それを活かしたのです。
しかし、それ以降杉下右京を憑依させ、隙なく対応することを心がけました。
- 会社の最寄り駅についたら、スマホを極力いじらない
- 会社付近で出会う人すべてにはきはき挨拶
就活中は、どこで誰が見ているか分かりません。フレッシュスーツ姿の若い人は、街中でもとても目立ちます。少なくとも会社最寄りの駅に着いた時から、スマホをしまってまっすぐ歩くようにしました。
道に迷った時も、端に寄って立ち止まり、マップを開くように。歩きスマホは絶対NG。
そして、出会う人すべてに「おはようございます」「こんにちは」「よろしくお願いします」などはきはき挨拶をしましょう。
非対面コミュニケーションでも手を抜かない
また、作成送付するメールも抜かりなく杉下右京イズムで臨みました。
これは入社後、つまり会社員として就活生を見る立場になった時のお話です。コロナ禍で、電話対応という形でOG訪問を受けたことがありました。
この就活生は私の大学の後輩ではありませんでしたが、私が当時働いていた部署への配属を希望していました。同じ大学の先輩である同期を紹介人として、私に依頼が来たのです。
が、訪問前から印象は良くありませんでした。その就活生からの依頼メール内で、名前を間違えて書かれたのです。
例えるなら、「恵美さん」を「由美さん」に間違えられた、というような誤字でした
なおこの人は、同じメール内で、紹介人となった私の同期の名前すら間違えていたので、より印象が悪くなりました。
実際に電話を取った後の受け答えはさほど悪い印象ではなかったのですが、どうしても最初の誤字の件が引っかかったまま。
ファーストインプレッション、大事。
メールやESは誤字脱字がないかしっかりチェックしましょう。
いい印象を残し、悪い印象は見せない。これが、杉下右京就活の基本です。
杉下右京就活のポイント②:必ずお手洗いに行く
右京さんといえば聞き込み中に「トイレをお借りしたいのですが」と言ってお手洗いに行くふりをして、あちこち勝手に見て回ることでもお馴染みです。
大体バレて怒られてるイメージ
もちろん、就活時にもお手洗いに行きましょう。お手洗いにはその会社の状態が反映されます。
使ってみて「汚い」と感じたらアウト。もし自分が入社したら、そのトイレを使い続けることになります。
また、人目のない個室に行くことで、自分自身を落ち着かせることもできます。
前述のように見られていることを意識すると、無意識のうちに体に力が入って疲れてしまいます。なので、お手洗いに行って人目を遮断し、一度落ち着いてから会社説明を聞いたり、面接に臨んだりするのが吉。
説明会や面接後なら、聞いた話の考えを整理する時間としても良いでしょう。
なお、自社オフィスではなく貸しビルやホテルの会場を借りていることもあります。その時は、面接時に必ずお借りするように。
場合によっては社員さんとすれ違うこともあるので、
こっそり社員さんのお手洗いでの行動もチェックしてくださいね
杉下右京就活のポイント③:細かいことを気にする(僕の悪い癖)
そして杉下右京さんといえばこの台詞。
「細かいことが気になってしまう、僕の悪い癖」
杉下右京就活でも、細かいことを気にしていきましょう。
というのも、自分がしっかり挨拶やマナー、誤字脱字に気をつけていると、相手方の対応も気になってくるんですよね。
右京さんが細かいことを気にするの、ご自身が隅々まで完璧だからかもしれない。
- 1スライドの中にフォント複数使ってない?
- なんで説明資料に誤字脱字があるの?
- その日本語の表現変じゃない?
- 新しいことにも積極的に取り組む人材が欲しいのに、エントリーシート全部手書きなの?
- 人事はいいけどほかの先輩社員に覇気がなくない?
「神は細部に宿る」と言いますが、もしかしたら厄病神も細部に宿るのかもしれません。よく観察しましょう。
ただし、右京さんのように相手に直接言うのはNGです。バレないようにこっそりメモを取って、お家に帰ってから検討しましょう。
右京さんの目と自分軸で就活しよう
以上、私が実践していた「杉下右京就活」のお話でした。
- 挨拶と礼儀“は”しっかりした印象を与える
- 必ずお手洗いに行く
- 細かいことを気にする(僕の悪い癖)
ここまでお話ししたのは、あくまでも会社を見極める「目」の話です。
自分がどんな風に働きたいか、という軸は、あらかじめ決めておいてくださいね。
右京さんの目で見極めた会社から、自分に合う会社を選べるようにしましょう。
コメント