先日の記事「大人になったら1年の目標に「新しいことに触れる」をおすすめしたい」でも書いた通り、私は新年の目標のひとつに「毎日運動習慣の継続」を設定しました。
しかし、平日は仕事、休日は趣味やら友人との予定やらで、運動のために時間を作るのは難しい……。これまで何度も実感しました。
去年もそんな感じで挫折した覚えがある
そんな私が辿り着いたのが、「電車に乗っている時は座らないで、つま先立ちをする」でした。
運動習慣を身につける、つま先立ちのやり方について解説します!
電車で座らないでいたい、でも邪魔になりたくない
運動習慣を無理なく身につけるにはどうしたらいいのか?ということを調べている中で、読んでいた本でこんな記述がありました。
体力づくりは今を生きることであり、将来の生きる活力をしっかりと自分の中に蓄積することです。それは、わざわざスポーツジムに行かなくても、ありとあらゆるところでできます。まずよく歩くことで、駅では階段を使い、電車の中では座らない、など。走行中の揺れる電車の中で、つり革につかまらず、ドアにももたれずに立っていられるかどうかは、とてもいい体力チェックのバロメーターになります。
勝間和代『勝間式生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法』 太字は筆者による
リモートワークが浸透した世の中ですが、今の私は、勤務日全体の90%くらいは出社勤務。通勤には電車を使っています。休日も、電車で移動する機会は多め。電車で立ちっぱなしでいれば、毎日の運動習慣継続もできそうです。
しかし、揺れまくる電車で何にもつかまらずに立ちっぱなしでいるのは、とてもしんどい。そして、揺れに耐えられず体がぐらついた後、誰かにぶつかってトラブルになるのもすごい嫌。
私をそんなジレンマから解放してくれたのは、合気道の先生でした。
合気道と電車、まさかのマッチング
といっても、私は普段合気道を習っているわけではなく、正直縁もゆかりもありません。きっかけは、会社の先輩に誘われて行った合気道体験会でした。
その体験会で、合気道の先生は
合気道では、体を隅々まで集中させることが大事
とお話しされました。その例として、最初に教えてくれたのが「つま先立ち」だったのです。
- その場でつま先立ちをしてかかとを下ろす
- その場に立ち続ける
- バランスが保てる
つま先立ちをすることで、普段使わないつま先に体の意識がいきます。そうすると、足全部で効率よく体を支えられますよ
……正直、先生方の実例を見せられても半信半疑でした。しかし、実際につま先立ちしてかかとを下ろすと、魔法がかかりました。
その後、両肩に他の参加者の方から体重をかけられても、私の体はびくともしませんでした。何なら肩に他人の力がかけられた状態で、前に歩くこともできたのです。
すごい、つま先立ちすごいよ!
そう思っている中、同じようにつま先立ちの魔法を知った他の方がつぶやきました。
これ、電車で立っている時もよさそう!私、すぐふらついちゃうから……
あっ、天才いらっしゃる。これです、私が探していた、電車で吊り革・手すりにつかまらずに立ちっぱなしでいるための方法!!
つま先立ちの魔法を電車内でかけるメソッド
ということで私は何度か実験をし、電車に乗っている最中につま先立ちの魔法をかけるメソッドを作りました。
最初にこのメソッドを実行するときは
1人でつま先立ちするの、なんか恥ずかしい
と思うかもしれません。でも安心してください。電車の中ってみんなスマホ見てたり、寝てたりしませんか?そんなに他の人の挙動を気にしていないはずです。
むしろ他人をジロジロ見る人がいたら、そっちの方が怖い
無言でさりげなく、つま先立ちをやれば大丈夫です。
このつま先立ちメソッドはかなり効きます。電車運転中にやってくる揺れやカーブでも、何にも捕まらずに余裕で立てていられるようになりました。
難しいのは急停車。たとえ自分自身が平気でも、他の人がバランスを崩して寄りかかったりぶつかったりすると、その勢いで足元が崩れてしまいます。
特に満員電車だと怖い
それでも、そうなる前に大きな揺れを察知して、咄嗟に吊り革・手すりに捕まれるように。急な揺れで体ごとびっくりすることは、メソッド実行前よりもかなり減りました。
どんな時も運動習慣に導いてくれる、つま先立ちを味方につける
以上、電車の中の運動習慣「つま先立ちの魔法メソッド」のご紹介でした。
仕事が繁忙期に入ると、仕事以外の時間でできることが限られてきます。ご飯、お風呂、睡眠、身支度など、生活のための最低限のことだけをどうしても考えてしまいがち。
運動する時間も減っていき、しょうがないと思う反面、ただでさえ人並み以下の体力がさらに減っていくのは悲しかったです。
つま先立ちメソッドなら、体を安定させて電車内で立ちっぱなしになることで、日々の運動習慣を継続できそうです。体力増強は難しくても、今ある体力を保つことだけでもやり続ける年にしていきます!
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