私の推しのひとつ、アンジュルム。
そのメンバーの最推しは、「ケロンヌ」こと川名凜さんです。
推しポイントについては「人生最推し、アンジュルム川名凜さんのここ好きポイント」に書きましたので、そちらもご覧ください。
しかし、ケロンヌ以外に、私がついつい目と耳で追ってしまうメンバーがいます。
「かむ」「かわむー」こと、川村文乃さんです。
なぜつい注目してしまうのかというと、川村文乃さんが曲の歌詞の中でアクセントになるパートを歌っているから。
今回はそんな川村文乃さんの好きなソロパートについて語ります!
好きなかわむパート①「なんて思いながら直帰よもちろん」
あなたに 強引に
誘われたら 胸はずむ
なんて思いながら直帰よもちろん
アンジュルム「恋はアッチャアッチャ」 作詞:児玉雨子 ※太字は筆者
アンジュルム『恋はアッチャアッチャ』(Promotion Edit)
まず最初は「恋はアッチャアッチャ」の2番に出てくるこの歌詞。
直前まで「あなたに誘われたら嬉しい」と言っているのに、ここで「そう思いながら直帰」と転換する部分です。
突然の直帰。
アイドルの曲の歌詞で「直帰」って言葉、なかなか聞くことなくないですか?
少なくとも私は「恋はアッチャアッチャ」が初めてでした。
そしてそれを、可愛らしい歌声の川村文乃さんが歌っているというのがいいんですよね。
ともすれば「そんな誘いになんか乗らないよ!」と突き返すようにも聞こえるこの言葉。
川村文乃さんが歌うことで「そのお誘いは嬉しいけれど、でも私はやりたいことがあるから帰るね!」というニュアンスで聞こえます。
「好きな人がいる、でも私の人生はそれだけじゃない」という強さも。「お誘いは嬉しいけれど、強引に誘ってくるのはないわー」という確かな判断力も。いろいろな解釈ができますね。
川村文乃さんが歌うことで、歌詞に奥深さが出ているように感じます。
好きなかわむパート②「性格は最悪」
爽やかはカッコだけ
性格は最悪
誰にでもチャラチャラと
いいカッコボーイ
アンジュルム「全然起き上がれないSUNDAY」 作詞:つんく ※太字は筆者
アンジュルム『全然起き上がれないSUNDAY』(Promotion Edit)
続いて「この曲を聞いた女の子は胸の苦しみを覚え頭を抱えだす」でお馴染み(※筆者主観)、「全然起き上がれないSUNDAY」。
自分がされたことの恨みを歌う曲の歌い出しに続き、相手のチャラ男についての印象を歌い上げたこの部分。
川村文乃さんがこのパートを歌うことでより一層、
あっ、本当にこの男ろくでもないんだな……
と思ってしまいます。
2番サビ明けのタイトルと同じ歌詞の部分も、川村文乃さんのソロパート。
後述する通り、やるべきこと・やりたいことに真面目で真っ直ぐな川村文乃さんが歌っているので、きっとこの曲の女の子も真面目で純真で、だからこそ良いように騙されてしまったのかな……と感じられます。
しんどみが深い。
好きなかわむパート③「メイクとか褒めてもらっても〜」
メイクとか褒めてもらっても
なんて返せば感じがいいかな
アンジュルム「ミラー・ミラー」 作詞:児玉雨子
アンジュルム『ミラー・ミラー』(Promotion Edit)
3つめは「ミラー・ミラー」の2番Aメロに出てくるこの歌詞。
1番Aメロの歌詞が強気に感じられるのとは裏腹に、2番Aメロの歌詞はどこか等身大の不安を映しているように感じられます。
まさに鏡のごとく、裏と表、正反対ですね。
1番サビにある「美しい」と「臆病」の対比がここに出ている、と私は思っています。
私が思うに、川村文乃さんはとても強い人です。
「強気」ではなく「強い人」です。
仕事も趣味も手を抜かない、そんな「強い人」である川村文乃さんが等身大の不安を歌っているのが、先の歌詞の部分。
「なんて返せばいいのかな」ではなく、「どうすれば相手に不快な思いをさせないか」というところまで踏み込んで考えているあたり、この曲の女の子はとっても良い子ですよね。
そう考えると、より一層かわむらしい歌詞ですね。
本曲の他のかわむパートも、同じように魅力的。
好きなかわむパート④「私から言わせて」
曖昧な言葉で
誤魔化して 怖がってるのなら
私から 言わせて
アンジュルム「アイノケダモノ」 作詞:西野蒟蒻 ※太字は筆者
最後に現時点(2023/10/08)での最新曲、「アイノケダモノ」のこの歌詞。
パワフルで貪欲な恋愛がテーマのこの曲。描かれている女の子のひときわ強い意志を感じるのがこの部分。
弱気で控えめな男の子に「ちゃんとしてよ!」と迫るのではなく、「それなら私が言うよ!」という姿勢、めちゃくちゃ好きです。
その姿勢の強さを表現している、川村文乃さんの甘くて、でもキレのある歌声。
これまで取り上げたパートの中でも、とりわけ好きなところです。
ちなみに、曲名の「ケダモノ(けだもの)」には、類似語の「けもの」にはない「本能のままに行動する人間」という意味も含まれているのだそう。
けだもの【獣】
『新明解国語辞典』第七版
全身毛でおおわれ、四足で歩く哺乳動物。〔「けだもの同様に本能のままに行動する人間」の意で、欲望むき出しの人や義理・人情をわきまえない人をののしっても言う〕
自分の目標に向かって理性を持って進む川村文乃さんが歌う、欲望むき出しの歌詞。
かっこよすぎる。
アンジュルム曲の川村文乃さんソロパートは、きっとワクワクだらけ!
以上、私が好きな川村文乃さんソロパートのお話でした。
こうして書いてみて、私が川村文乃さんのソロパートを追いかけてしまうのは「可愛らしい歌声で力強いメッセージを歌い上げているから」だと気づきました。
そして、川村文乃さん自身が強くてしっかりした人だからこそ、甘い歌声とのギャップがあり。それがさらに、強い意志を持つ人・不安定な心などの情景ともまたギャップを生んで、大きな魅力にしているのだなと分かりました。
これからもアンジュ曲の川村文乃さんパート、注目していきます!
あと、カワカワリンリン、またやってほしいな!!!!
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